うつ病の兆候があったら仕事を休んでいい!

※この記事はうつ病の方の家族などまわりの人や、「もしかしてうつ病?」といううつ病初期の方向けです。すでに病院でうつ病と診断されている方や重度の方ご本人の場合は「自分のこと」と捉えるときつい内容になってしまうかもしれませんので注意して下さい。

うつ病の兆候があっても仕事を休めないという人は多いです。

その原因はうつ病を理解してもらうための説明のしかたで紹介した投稿のとおり、「上司の無能さ(人材不足・うつ病の軽視)」や、うつ病のことを「まわりに理解してもらえないこと」が大きいです。

理解してもらえないからサポートが受けられないのは大きな問題なのですが、その前に大事なことがあります。

まず自分がちゃんとうつ病について理解しないといけません

「頭が痛い」「おなかが痛い」などもたしかに物理的に症状は出ているのでわかりやすいですが、でも良く考えるとそれも相手の人からは見えないものです。

腫れたり血が出るような目に見えるケガとは違って自己申告です。

風邪で体調が悪いときでも「休みます」と言い出さないと休めません。辛そうにしていたら「大丈夫か?」と声をかけてくれるなんていう良い上司は少ないのが現実です。

難しいところかもしれませんが、「頑張るところじゃない。休むところなんだ」ということを自分がちゃんと理解していないと、休むべきときに「休みます」と言い出さずに頑張ってしまい、症状を悪化させてしまう可能性もあります。

39度の熱が出ていたら普通は仕事を休みます。でも、うつ病の場合は自分が理解していないと、休むべきときに休まずに頑張ってしまったり、何て伝えたらいいかわからないし、会社に休むと伝えても「そんなことで休むな」と言われたら「そうですよね」とすぐに引いて仕事を頑張ってしまう。

39度の熱で「休みます」って言って「そんなことで休むな」って言われたら反論するでしょうが、うつ病だと自分でも休んでいい状態なのかわからないため反論しようとさえしない。

これは問題ですよね。

まずは自分が休むと言い出すことが大事です。そして、家族が頑張りすぎているなと感じたら休むように伝えてあげることも大事です。

先のことも考えるならちょっと熱が出た時点で休んでしまえば短期間で回復できるかもしれません。

でも、そこで気合いで頑張ると、数日間は頑張れるでしょうが、仕事の生産性は間違いなく落ちるでしょう。

頭が働かず、仕事の効率も落ち、頑張っているのに良い仕事ができず、ミスも増えるかも知れません。

そんな状態が続けば結果的に評価も落ちるでしょう。

そんな状態で頑張る意味あります?

そしていよいよ「もう無理・・・」となってから休むことになります。

ひどくなる前に休んでいれば数日で済んだのが、ひどい場合は何ヶ月も休む必要がある状態になってしまいます。

体調が悪くても会社が休ませてくれない場合の対処方法

たしかにうつ病は休むならある程度の日数も必要なので、風邪のように1日休んで次の日には出社とはいかないところが難しいところです。

理解してもらえないので会社が休ませてくれない場合もあるかもしれません。

そんなときは病院の診断書を持って行きましょう。

風邪で休むと言って1日休み、精神科や精神神経科、心療内科、メンタルクリニックなどに行き、診断してもらうのがいいでしょう。

休むべきなのかそうでないのかもわかりますね。

「病院に行ったら話の流れで受診を勧められた」とでも言えばいいのではないでしょうか。

うつ病の診断書を持っていっても休ませてくれない会社もあるかもしれません。しかし、その対応はその会社にとって破滅を意味します。

今はうつ病の診断書があれば企業も対処せざるを得ない

昔はうつ病の認知も低かったため、うつ病と診断されても会社からは「何それ?」という感じの風潮はありましたが、今はうつ病の認知も広がっていて企業も対応せざるを得ません。

従業員を守るために休ませてくれるという良い企業や良い上司に限らず、会社の評判や自分の評価を守るためにという理由でも、休むことさえできればOKでしょう。そのまま働き続けて悪化するよりはるかにマシです。

それでも休ませてくれないようなブラック企業ならなおさら、ひどくなる前に辞めるべきでしょう。

「それならクビ」というようなことを言われたなら労働基準監督署に相談するのも良いと思います。そういう会社ならいろいろ違反をしているものです。

自分の相談のついでに会社の内情を伝えて全従業員の未払い残業代まで過去に遡って請求する事態にすることもできるかもしれません。もちろんあなたの未払い残業代も過去2年分まで遡って支払われます。(サービス残業などがあればですが)

診断書をもらった時点で「戦えば勝ちが決まった状況」なので、もし休むのが難しいという場合はこの方法は非常に効果的です。

そのくらいしてでも休むべきことなんですよね。本当は。

うつから家族や自分を守るために

うつから家族やあなた自身を守るためにあなたができることは?
大事なことは正しい知識をしっかりと知っておくことです。
”正しい方法”でしっかりと大切な人を支えてあげて下さい。