うつ病を周りの人に理解してもらうための説明のしかた

うつ病はなかなか理解してもらいにくい病気です。

でも、周りの人の理解が必ず必要です。家族や友人、会社の上司や同僚など周りの人の理解があるのとないのでは大違いです。

だけど、体験したことのない人にどう説明したら理解してもらえるのか・・・

まわりのサポートが重要とは言っても理解してもらえないとサポートもしてもらえない。

  • どう説明したら理解してもらえるの?
  • 何て言えばわかってくれるの?

ここは悩みどころですが、参考になる投稿があったのでシェアします。

HAJIMEというミシュラン三つ星レストランを経営するシェフ、米田肇さんの投稿です。
独立後わずか1年5か月というミシュラン史上最速で三つ星を獲得。合わせてアジアのレストランベスト50に選ばれ続けるレストランのオーナーシェフで、この方のFacebookの投稿は料理業界と関係のない人でもとても参考になることが多いです。

少し長い投稿なので、説明の部分を一部引用します。

うつ病を知らない人に簡単にイメージをしてもらおうとすると、それは「筋肉断裂」や「肉離れ」をイメージしてみてください。あなたがマラソンを走っていて、筋肉断裂が起きたとします。もちろん、痛くて走ることができません。その場で倒れこんでしまいます。

でも、せっかくスタートしたのだから、

「どうしてもゴールしたい!!!」

「でも走れない…」

あなたの心の中は葛藤で一杯になります。立ち上がろうとする、

「痛い!もう動けないのか…」

走りたくても、走れないという残念な気持ちになりますよね。では、こんな時にあなたがコーチなら、どう声をかけますか?

「そこを乗り越えてこそ、一流選手だろ!」
「足が壊れてもいいから走り続けろ!」

と伝えますか?それとも、

「今は休んだ方がいい」

と伝えますか?

答えは明らかではないでしょうか。未来に再度挑戦する機会をつくるためにも、もちろん休ませないといけません。

こういう風に説明されたらわかりやすいのではないでしょうか。

なによりまず自分がちゃんと理解しないといけません

休むべきときには「休みます」と自分から言わないといけません。自分の体調は自分が一番わかりますからね。

うつ病の兆候があったら仕事を休んでいいを参考にして下さい。

Facebookの投稿というのがどのくらい保存されるものかわからないので念のため原文掲載しておきます。

『もし、うつ病になったら…』

企業としてはネガティブなイメージがあるせいか、こういう話題にはどこも自ら触れないですが、現代社会では身近な問題なので一度触れておきたいと思います。それは、

「うつ病」

です。最近よくいただくメッセージでこういうのがあります。

「やる気が出なくて、病院に行ったらうつ病と言われて、でも料理長に言っても休ませてくれなくて、どうしたらいいですか?」

「スタッフでうつ病になってしまった子がいるのですが、どうすればいいですか?」

僕の回答はいつも同じです。

「すぐに休んでください」
「すぐに休ませてください」

以上です。もちろん、治療するためです。

しかし、会社「休ませてください」と言っても、「休ませてくれない」と言う人も多いです。

その原因は2つあると思います。

「人材不足」
「うつ病の軽視」

です。「人材不足」に関しては、日本の絶対的な労働人口が減ってきている上に、飲食業へ入ってくる人も少なく、多くの日本の飲食店は価格競争もあり、ギリギリの人数で経営をしているところが多いのだと思います。スタッフが十分にいれば休ませることはできますので、悩みのタネのひとつだと言えます。

とは言え、

「今休むと君の今後のイメージが悪くなるから」
「簡単に辞めると履歴書に傷がつくぞ」

などと恐怖政治で脅迫するような経営者や料理長もいるのは、また別の話で悲しいことです。僕はありえないと思います。なぜなら、うつ病は病気だからです。これが「うつ病の軽視」です。

まず、うつ病を知らない人に簡単にイメージをしてもらおうとすると、それは「筋肉断裂」や「肉離れ」をイメージしてみてください。あなたがマラソンを走っていて、筋肉断裂が起きたとします。もちろん、痛くて走ることができません。その場で倒れこんでしまいます。

でも、せっかくスタートしたのだから、

「どうしてもゴールしたい!!!」

「でも走れない…」

あなたの心の中は葛藤で一杯になります。立ち上がろうとする、

「痛い!もう動けないのか…」

走りたくても、走れないという残念な気持ちになりますよね。では、こんな時にあなたがコーチなら、どう声をかけますか?

「そこを乗り越えてこそ、一流選手だろ!」
「足が壊れてもいいから走り続けろ!」

と伝えますか?それとも、

「今は休んだ方がいい」

と伝えますか?

答えは明らかではないでしょうか。未来に再度挑戦する機会をつくるためにも、もちろん休ませないといけません。このことから、うつ病では一般的に(様々な症例があり例外はあります)「頑張れ」と言わないようにと言われるのです。走りたいのなら、きちんと治療をしてからまた走ればいいのです。

だから、若い料理人や経営者から「うつ病」の相談があった場合は、すぐに休ませるように、治療に努めるように伝えます。また、一番大切なことは、

「上司がきちんと部下を見ているか」

という点です。

最近、労働時間が長く、休日が少ないことがブラックとして取り上げられますが、規定の時間で帰っていても、うつ病になることもありますし、長時間働いていても、楽しくやっている人もいます。結局根源にあるのは、部下の精神の状態です。そのことを上司がきちと見ていないことが一番の問題なのです。

結局、原因は、

「上司の無能さ」

にあると私は思っています。

悲しい結末になる前に、なぜきちんとした判断ができなかったのか?周りは何をしていたのか、「うつ病」の話になるといつも腹立たしく感じます。

だからこそ、私たち経営者やシェフ、リーダーももっとこの業界を良くするためにも、現代社会が抱える病気について、きちんと学んでいく必要があると思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人は誰でも必要以上に頑張りすぎると、メンタルがおかしくなることがあります。

私自身も2011年頃、色々とがむしゃらに頑張りすぎた時期がありました。海外へ行くことも増えてきたために、英語を勉強しようと、耳にはいつも英語のイヤホン。エレベーターに乗っている時間も惜しんで経営の本を読み、とにかく寝ている時間以外(いや寝ながらも考え)はびっちりとやることを埋めたのです。さらに取材、営業、経営、新メニュー、他社様との仕事などとにかく忙しい時期を過ごしていました。

そうすると、急に生産能力が落ちてきたことを気づいたのです、さらに、車の中で音楽を聴くことが苦しくなってきました。厳密に言えば、音を聴くことが嫌になったのです。

これが実は結構、脳が危ない一歩手前だったようです。

そこで、英語を少し休憩し、本も読むのを一旦止めました。それを一年くらいしたら、また音楽を聴いても大丈夫になりました。

今は、音楽が聴けるかどうかで、どれだけ脳に負荷がかかっているかどうかを判断をしています。みなさんも忙しいと思いますが、自分自身の心と体の声をしっかりと聴いてあげてくださいね。

うつから家族や自分を守るために

うつから家族やあなた自身を守るためにあなたができることは?
大事なことは正しい知識をしっかりと知っておくことです。
”正しい方法”でしっかりと大切な人を支えてあげて下さい。